
中学校の英語教師は他教科教員と比較しても忙しい
中学校の先生というだけで大変忙しいのは世間も承知の事実ですが、
現行の学習指導要領で定められている英語科教員の1週間あたりの授業時数は4時間と他教科と比較しても多く忙しくなるように設定されています。

学年の学級数が4クラスを超える場合、1週間に16時間以上の授業時間をもたされている先生方も少なくありません。
また授業だけでなく、教師の業務としては日々の学級活動、さらに校務分掌、とどめに部活動と枚挙に暇がありません。
私が参加してきたワークショップでは、語彙指導法として
単語の語義とイメージを連結したスライドショー(PowerPoint)たるものがよく紹介されます。

第2言語習得の知見からすると大変有効かもしれませんが、
正直言って、ほぼ毎日ある英語の授業で毎回このような大作を作成する時間はありません。
そのようなワークショップを運営されている方々はたいてい大学教授や学校でも結構上の立場で
授業に集中できる先生方でしょう。(私の地区はそうです。そうでなければごめんなさい。)
個人の経験からしても、実現不可能な理想だけを掲げる勉強会は参加者が少なくなる傾向にあります。
なぜなら、参加者(現場の教員)のニーズ(時間がかからず、それでいて効果的な資料作成)に応えていないからです。
そこで私が使っている語彙シートを紹介します。
これは帯活動の資料の時短を促すだけでなく、その効果は絶大です。
参考にしたのは以下の図書です。
継続可能な語彙学習指導
重視したのは、日々継続して先生方がワークシートを作り続けることができるという点です。
『新しい活動を始めたが、1ヶ月持たなかった』とははよく聞く話です。
なのでExcelのマクロでワークシートを作成しました。
下記のファイルをダウンロードしてマクロを有効にしてお使いください。
そして、単語プリントを作成する際に必要なものは1つだけです。
指導教科書に付随している単語のCDROM
おそらくどの学校でも採用されている会社のCDROMが指導書と共に入っていると思います。
その中に単語の一覧のようなものが必ずあるはず。そしてだいたいがExcelでデータがまとめられているはずです。
それを利用して以下の用に作成しましょう。
使い方に関しては動画を参照してください。
授業での実際の単語指導方法について
私、個人の授業での活用方法です。
もちろん、先生方の使用したいように使っていただいて結構です。
有益な方法があれば教えてください。
学校の先生、特に英語教師の授業時数は多く、日々授業でつらい思いされている先生方の一助となればなによりです。