イベントのリーク時期について
今回のイベントに関して言えば、BloombergのMark Gurman が2月4日の記事で春イベントの時期と商品を誰よりも早く公開し、見事的中させました。今回の的中によりMark Gurmanの的中率は85.5⇨86.4%に向上。記事の内容通り、5G対応で最新chipのSEとM1が搭載されたiPad Airが発表され、またイベント時期に関しても正確に3月8日と言い当てている時点でかなりの情報筋から情報を得ているのが分かります。
「Peek performance 」とデザインについての憶測
Appleはここ数年毎年イベント名に意味を込めて1週間前に招待状を送ります。今回のイベント名は「Peek performance.」でした。毎回イベントの招待状が届くとそのデザインとスローガン(the tagline)からAppleファンたちがイベントの中身を推測し始めます。今回もそのスローガン名から、様々な憶測がされました。ちなみに、Peek(覗き見る)とPeak(形容詞的に最高の)が同じ発音であり、「(過去にない)最高のパフォーマンスをもった製品」がこのイベントを通して披露されると容易に想像できました。それが、5Gの接続に関するものなのか、新しいMacなのかは3月の8日前には不明でした。前述のMark Gurman記者の予測からもMac系列に新製品が出るかも等の予測や5Gの接続に関しての最新技術の発表がされるのか等の憶測は出ていました。
発表された製品の中で、1番買いなのは
個人的にはM1chipが搭載されたiPad Air の64GBではないかと思われます。M1チップ(8コアCPUと8コアGPUの16コアのNeural Engine)が搭載され、さらに拡張性ではUSB 3.1 Gen 2(最大10Gb/s)が搭載されています。これで価格は74,800円(学生・教員ストアでは68,800 円)から購入可能というのはかなりお買い得です。Magic keyboardも併用可能ですので、このタブレット1枚でかなりのことが可能になります。日常生活で特に絵を普段描かずにある程度の仕事をしたいという方にとっては最有力候補になるのではないでしょうか?
無印 64GB | mini (2021) 64GB | Air (2022) 64GB | 無印 256GB | mini (2021) 256GB | Air (2022) 256GB | Pro (2021) 11inch 256GB | Pro (2021) 12.9inch 256GB | |
Apple Store(公式) | 39,800円 | 59,800円 | 74,800円 | 57,800円 | 77,800円 | 92,800円 | 10,6800円 | 141,800円 |
(学生・教員向けストア値段) | 36,800円 | 53,800円 | 68,800円 | 53,800円 | 69,800円 | 86,800円 | 100,800円 | 12,9800円 |
用途にもよりますが、個人的にはM1チップ搭載のiPadが64GBの選択肢に介入してきたことによって、購入者側にかなり選択肢の幅が広くなったように思われます。つまり絵は描かないけど短めのショートムービーを作ったりする機会がある場合にはM1チップ搭載のiPadを購入することによってかなり負荷の重い作業も難なくこなせるようになります。
上の表では256GBで統一しましたが、Proモデルは公式ストアではストレージ128GBモデルが94,800円で売られています。その差額2万円。
この2万円があればAppleペンシル第2世代+保護ケース等を購入することも可能です。どうしても容量を増やしたければ外付けのSSD1TBを購入することもできます。Proモデルとの違いは細かくはありますが、要は書き心地に重点を置くかおかないかの違いです。(リフレッシュレート120Hz対応のProMotionテクノロジーの技術があるかないか)
動画編集を始めたいユーザーにとってはLumafusionが外付けのSSD内で動画編集を可能にしたので端末内のストレージ容量は少なくても正直構いません。そもそもそんなにiPadに容量は必要ありません。音楽や映画または漫画等の書籍をたくさん持ち歩きたいという方以外にとってはそこまで容量は必要ないのです。私は仕事でちょっとした書類作成や、動画編集であればiPadで仕事をしていますが、容量は128GBでかなり余っております。
iPhone SE3が想像以上に購買意欲を沸かせませんでした。
まちがいなく今回の目玉であったiPhoneSE3なのですが、デザインが旧モデルと同じでチップ性能の向上と5Gに対応以外は特に格別な変化はありませんでした。さらに価格もSE2と比較して8,000円も値上げです。おそらく購入する層は少ないのでないのかと思えます。最近ではアップルの最新技術であるマスクをつけたままFACE ID with maskのテクノロジーが開発されていた頃でしたから、私はホームボタンで指紋認証をするこのモデル将来的になくなると考えていたので、このSE3に搭載されて発売されたこと自体に少しがっかりしました。ここからも分かる通り、Appleは中間〜低取得者層に1台でも多くのiPhoneをもってもらおうと考えていることが分かります。おそらく、結論SE2を安く買ってもらってもいいとすら考えているのかもしれません。Appleの総合売上部門の2位はサービスです。株主ファーストの姿勢は健全であり、Timの考えがかなり前面に出ているように思えます。
コンピュータの歴史を変える製品
今回の目玉商品間違いありません。この製品に関してはより分析して後程記事にまとめたいと思います。
今回発売して欲しかった商品に関して
おそらく多くの方が心待ちにしていたのはMacminiでしょう。私自身もM1ProやMaxが搭載されたMac mini が15万円程で販売されないかとかなり期待して待っていました。今回出なかったことによって今年度の販売に関してはすこ字現実的にないかとすら思えてきました。経営戦略的ものM1を当分は売り尽くしてからM2チップ搭載のminiが出るような予感すらしてきています。それにしてもMacProの最新チップが発表されてから半年もしない間に最新のULTRAのチップが販売されることにかなり驚きます。PC業界を斡旋しているAppleの躍進に促されてIT業界全体が上がってきて欲しいと願います。